こんにちは、オステオパシー整体院イーズの下田です。
今回は、本当によく聞くお悩みのお話です。
「座っているときは平気なんです。」
「でも、立ち上がる瞬間だけ、ズキッとくるんですよね。」
「歩いているうちに、だんだん楽になるんですけど…。」
うんうん。
分かります、その感覚。
そして気づけば、立ち上がるときの口癖は
「よっこいしょ」。笑
「年のせいですかね?」
そう聞かれることも多いです。
でも、実はそうとも限らないんです。
動き始めの腰痛は、「座り方の結果」かもしれない。
腰が痛いと、
まず腰をどうにかしたくなりますよね。
揉む、伸ばす、叩く、湿布を貼る。
でも、揉んだ直後は楽なのに、
また座っているうちに戻ってくる。
これ、腰だけを見ていると起こりがちなんです。
僕も最初にこの話を聞いたときは、
「腰が痛いのに、お腹?」
と思いました。笑
見るべきは、腰じゃなくて「お腹の奥」です。
お腹の中心には、
体で一番太い血管(腹大動脈)
が通っています。
この血管は、骨盤のあたりで左右に分かれて、
腸骨動脈という血管になり、
脚へ向かっていきます。
イメージは、高速道路のジャンクションです。
太い本線が、左右の道に分かれていく場所ですね。
座りっぱなしの時間が長いと、
この分岐部のあたりが、
だんだん硬くなってしまいます。
ここで大事なのは、
血管が悪者なわけではない、
ということです。
その部分が硬くなって、巡りが悪くなっていることが問題なんです。
ジャンクションが渋滞すれば、
その先の道にも車が流れてきません。
すると、骨盤の中の腸などの内臓にも、
巡りが届きにくくなります。
そして下腹部全体が、
じわじわ硬くなっていきます。
この下腹部は、腰の骨(腰椎)のちょうど前側にあります。
立ち上がろうと体を起こした瞬間、
硬くなったお腹が、腰を前から引っ張る。
これが
動き始めにズキッとくる理由のひとつ
だと僕は考えています。
歩いているうちに楽になるのは、
動くことで巡りが少しずつ戻ってくるから。
渋滞が、ゆっくり流れ出すようなイメージです。
だから、腰だけ揉んでも戻るんです。
原因が「お腹の奥の硬さ」にあるなら、
腰をいくら揉んでも、渋滞は解消されません。
渋滞の先にある出口を掃除しても、車は流れてきませんよね。笑
今日からできること、2つだけ
① 30〜40分に1回、立ち上がる・少し歩く
お茶を入れ直すついで、くらいで十分です。
立つだけでも、ジャンクションの渋滞を流すきっかけになります。
② お風呂に、しっかり浸かる
シャワーだけで済ませず、湯船で体を温めましょう。
骨盤まわりが温まって、巡りが良くなりやすくなります。
「今日は面倒だな」という日ほど、おすすめです。笑
「年のせい」と片付ける前に、見る場所を変えてみる
動き始めの腰痛は、腰そのものより、
座りっぱなしで固まった
お腹の奥の巡りが関係していることがあります。
腰を揉んでも伸ばしても変わらないときは、
見る場所を変えてみてください。
痛みが強い場合や、しびれが続く場合は、
まず医療機関を受診してください。
そのうえで、
「検査では異常がないと言われた」
「何をしても戻ってしまう」
という方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。
ちなみに、ここまで座って読んでくれたあなた。
読み終えたら、一度立ち上がって伸びをしてみてください。笑
ジャンクションが喜びます。


